フラット35の審査の方法についてご説明します。

フラット35の審査は、実はかなり単純明快です。
まずは金利を確認しましょう。そして、その金利での返済額を確認します。

たとえば、事前審査申込時点での金利が2.6%で、仮に3000万円の融資を受けるとします。
3000万円を、2.6%の金利、35年返済で借りると、
月々の支払額は108,864円になります。

年間返済額を計算しますと、
108,864円 × 12ヶ月 = 1,306,368円  になります。

ここまで計算できると、おのずと必要年収が計算できます。
フラット35の年収基準は、いわゆる返済比率が30%以下、要するに、年収の30%までの支払い(返済金額)ならば貸します、という基準なのです。



ということは、
年収 × 30% ≧ 1,306,368円
となればよいわけです。

そうすると、計算方法としては、
年収 ≧ 1,306,368円 ÷ 0.3
となり、年収が4,354,560円以上あれば、良いということになります。
※年収基準を満たせば必ず借りれるということではありません。勤務先、勤続年数などによっても結果は変わります。

では、今度は年収からいくら融資を受けられるかを逆算してみます。

【関連ページ】
住宅ローンの事前審査に必要な書類
住宅ローン事前審査までの基本的な流れ

消費税増税と住宅ローン控除の有利な方をとるには。
住宅ローン控除の落とし穴
消費税増税で駆け込み購入はしたほうがいいのか
買取保証制度(不動産業者による買取)のメリットとデメリット
団体信用生命保険の事前審査で断られた場合の対策
団体信用生命保険で告知をするときの対策
住宅ローンの事前審査の落とし穴
フラット35の審査方法(金利と年収の関係)
中古マンション(中古一戸建)でフラット35Sを使う簡単な方法
フラット35の事前審査の落とし穴
住宅ローン(フラット35)の審査を上手に利用する

逆算する場合は、100万円あたりの月々返済額を知っていないとできません。
住宅ローン100万円あたりの月々返済額をご参照ください)
ちなみに、金利2.6%、返済期間35年での、100万円あたりの月々返済額は、3,629円です。

年収が500万円の人はいくら借りれるでしょうか。
考え方は、はじめの方でご説明いたしましたので、計算方法を以下に示しておきます。

500万円 × 30% ÷ 12ヶ月 ÷ 3,629 × 100万円

上記の計算式の答えが、結論になります。
答えが3,444万円となり、フラット35の融資金額は10万円単位なので、3,440万円が借り入れできる上限となります。

ただし、フラット35の審査時点で、ほかの借り入れの返済額がないものとして、計算していますので、車のローンやカードローンがある場合は、計算方法が異なりますので、それはまた別のページでご説明します。


役に立ったと思われた方はランキングのクリックをお願いします。